DICTIONARY
用語集
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ケガの治り方と競技復帰

ケガの治る過程を簡単に説明します。

①捻挫や肉離れ、打撲(筋挫傷、骨挫傷)などを受傷する。

②受傷直後から約3~5日間を急性期と呼び。炎症症状が強く出ます。

炎症症状とは生体の防御反応で「発赤、熱感、腫脹、疼痛」を炎症の4兆候と呼ばれてます。

③炎症症状が落ち着き受傷後5日目以降の症状を慢性期と呼ばれています。

④炎症症状が良くなっていく順としては、発赤→熱感→疼痛→腫脹のパターンが多いです。

⑤なので、痛みが無くなったとしてもケガ(切れたり、折れたりなど)をした組織(筋肉、骨)が治っているわけではありません。

擦り傷などをイメージしてください。擦りむいたところに痛みが無くなっても傷口が治っていませんよね?徐々にですが、瘡蓋(かさぶた)でき、新しい皮ふができて治っていきませんか?なので、痛みが無くなったからと言って直ぐに運動を再開したものの痛みが再発する。これを繰り返してしまった記憶がある方はいませんか?

ですので、当院では整形外科の受診をお願いし、ケガの損傷度を把握して競技復帰目安を立てます。

まずは安静期間を約1週間。その後ストレッチや筋トレなどの軽い負荷から始める。徐々に歩き→ジョグ→ランニング→ダッシュなど負荷をかけてながら競技動作を付け加えて、チーム練習に戻るのが再発リスクを少なくする方法です。